レビュー&レポート

渋沢栄一「論語と算盤」を読んで、常識人になろうと思った【書評・レビュー】

こんにちは、もりおです。

 

めちゃくちゃ神本を読んだので紹介&レビューしたいと思います。

 

論語と算盤(ろんご と そろばん)」という本です。

 

2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公でもあり、
次の一万円札の顔にもなる渋沢栄一さんが書いた本ですね。

 

 

 

最初に感想をいうと、自分がどうビジネスと向き合えばいいかの全てが書いてある本でした。

原作?は古い言葉で書かれてるので、漫画版や現代語版を見たのですが、もうメッセージが刺さりまくり。

 

この記事を読み終えれば納得してもらえると思うんですが、
あ、僕は常識人でいこう」って思いました。

 

 

渋沢栄一さんは、
日本の資本主義の父とも呼ばれています。

 

以下のリストは、
すべて渋沢さんが設立した会社です。

 

・みずほ銀行

・JR東日本

・帝国ホテル

・東京海上日動

・東急電鉄、東急不動産

・東京ガス

・東京証券取引所

・王子製紙、日本製紙

・日本郵船

 

いや、、、異次元すぎる。
これ全部同じ人がやってるの?っていう。

 

本物中の本物の起業家ですね。

 

 

その他にも、関わった企業には

いすゞ自動車、キリンビール、サッポロビール、清水建設、川崎重工業、第一三共、古河機械金属、新日鐵住金、太平洋セメント

などなどがあります。

 

やばい。

何回転生してもこんな人生無理。

 

僕もマーケティングを学んだり、ビジネスをしている身として、
「こんなに凄い人は、一体何を考えていたんだろう?
って気になったんですよね。

論語=道徳と算盤=商売の2つが必要

最初に結論を話すと、渋沢栄一さんは
「道徳と金稼ぎ、どっちも大事やで」
ってことを言ってます。

 

タイトルの「論語と算盤」は

論語=道徳
算盤=商売

ですね。

 

渋沢さんがご存命だった100年前の当時、
朱子学の影響でお金を稼ぐことは卑しいことだという価値観が一般的でした。
(現代でも、金儲けが汚いという価値観は根強いですが)

 

そんな中で、

「お金を稼ぐことは悪くない。
道徳と商売は相反するものじゃないし、むしろ両立しろ。」
と言いきってるんですよね。

 

これは強い。

 

ちなみに僕は、
学校の授業で道徳なんて全然ちゃんと受けてませんでした。

 

受験に使う数学とか国語とかしかまともに勉強してこなかったですし。

 

「道徳ってなに?綺麗ごとでしょ?
受験にも使わないし、なんの役にも立たないし、どーでもいいわっ!」って感じで。

 

なので、最初は
「渋沢さんも綺麗ごとを言ってるんじゃないの?」
と、思っちゃったんですよね。

 

「よくある会社の企業理念と同じで、いいこと言ってるだけじゃないの?」
って勘ぐってました。笑

 

でも、調べてみると
1円にもならないのに貧民のための福祉施設を寄付によって存続させたり、
のちの一橋大学を支援したりと、
マジで「道徳」を大事にしてる人なんですよね。

 

そんな人が言うなら、これはちゃんと聞いてみる価値があるぞ、と。

 

 

そして読んでみたら、、、バイブルになったわけです。
自分のネットビジネスのやり方が間違ってる気がしたときに、また立ち返って読みたい。

 

(お笑い芸人の中田敦彦さんも、中田史上No.1書籍と絶賛してました)

 

 

あなたもどこかで、
「ビジネスに道徳とかいらねーだろw」
って思ってませんか?

 

もしそうなら、
いくらビジネスで金を稼いでも
不幸な人生を送ることになる可能性が大です。

 

ネットビジネス視線を交えながら、解説していきますね。

利益と道徳

渋沢栄一さんは、本の中で
「利益は追及しろ、ただし道理は通せ」
と言っています。

 

利益を追求せず、ボランティアが良いといっても現実はそうはいかない。
それじゃ自分も周りも食うものに困り、困窮してしまう。

これはダメ。

 

かといって、
利益だけを追求して相手から奪いつくすことだけを考えていたら、
相手も社会も不幸にしてしまう。

 

全ての企業が詐欺会社だったら、マジで地獄ですよね。社会をよくするから、自分もその恩恵を受ける。

だから利益だけ追求もダメ。

 

たしかに、渋沢さんがJRを作ってくれたおかげで僕は新潟から東京へ楽々いけてるし、キリンビールのおかげで気持ちよくビールを飲めてますからね。

 

 

今までお金について学んでいたので、
「利益追求=悪ではない」と分かってましたが、
こうやって改めて渋沢さんに言われると
ビジネスが悪ではないと確信をもてました。

 

 

さて、ここまで読んで、
「いやいや、やっぱり道徳なんて大層なものいらないよ。
お金さえあればそれで十分だ」
と思うかもしれません。

 

しかし、本当にそうでしょうか。

死ぬときに誰も周りにいないってすごく寂しいと思う

突然ですが、僕は大人数は苦手ですが寂しがりやです。孤独も嫌です。
なので、仲間とか好きな人と一緒にいる時間も好きです。

 

 

あなたは、
死ぬときに仲間に惜しまれながら死ぬのと、
ひとりで孤独に死んでいくの、どちらがいいですか?

 

僕はいくらうまく金を稼いでも、
人に愛されず、
ひとり寂しく死んでいくのは
めっちゃ嫌です。

 

渋沢栄一さんが亡くなった時、
一個人としては異例の2万人の国民、
たくさんの学校や団体がご遺体の見送りに行列を作りました。

 

 

漫画版の「論語と算盤」では、
この渋沢栄一さんの対比として
山縣有朋という人物が亡霊で出てきます。

 

亡霊の山縣さんが渋沢さんに向かって
「なんでお前はそんなに人気なんじゃ!」
と激高するわけです。笑

 

山縣さんは、陸軍の最高権力者となり首相にまで上りつめた方。
お家も大豪邸。

 

ただ、とにかく人望がなく、
葬式の時は軍人関係者以外ひとりもきませんでした。

 

 

渋沢さんは私人で2万人の見送り、山縣さんは公人で葬儀に0人。

 

 

この違いってなんでしょう?

 

 

それが「論語=道徳の有無」です。

 

 

 

山縣さんは、
日本初の汚職事件の首謀者、
商人と癒着し多額の賄賂をもらっていたとされています。

 

しかも、賄賂の疑いがあがった時に
その商人に罪をおしつけ、商人は切腹。

 

そんな「道徳に欠けた」ことをしてれば、
いくらお金を持っていようが
人は離れていってします。

 

 

極端な例を出せば、ヒトラー。

「祖国のため!」という大志をもち、
「大衆を扇動する」という才能を駆使して、
一躍第二次世界大戦の中心人物に踊りでました。

 

ヒトラーは演説、そして人を動かす天才です。
当時のドイツでは間違いなく英雄でした。

 

 

しかし、今はどうでしょう。

 

 

時代背景やヒトラーの本心がどうであれ「道徳」を欠いた結果、
ドイツではタブー視され、ナチス式の敬礼をしただけで問題視される。

 

ヒトラーの最後は自殺です。
こういった人生が幸せなはずがないですね。

 

 

僕は渋沢さんのように2万人に見送られるほどじゃなくても、
自分を慕ってくれる人に囲まれて最後まで生きてたいです。

常識人になろうと思った

道徳、道徳って、
じゃあ具体的にどんな人を目指せばいいのか。

 

その答えが「常識人」です。

 

えっ?って思いませんか?

 

よくビジネス書では、
「とにかく尖れ」とか、
「常識は無視して人のしないことをしろ」なんてものを見るので、

 

めちゃくちゃな大企業を乱立し
軌道にのせまくってる渋沢さんが

「常識人になれ」

と言ってるのを見て、

 

「まじで?普通のことじゃね?」

っと驚きでした。

 

 

この常識人というのは、

・意志

・知恵

・情愛

この3つ全てをもってる人。

1つでも欠けてたらいけない。

 

 

詳しく、
ネットビジネスで稼ごうとした場合を例にして解説しますね。

 

・意志

⇒これは、ビジネス系の発信なら
「ネットで稼ぐぞ!」とか、
「ネットで稼いで、会社に依存しなくていいと知ってもらうぞ!」っていうことですね。

 

恋愛系の発信なら
「非モテを救うぞ!」「そして自分も稼ぐぞ!!」。

 

意志がないと、
ハナクソほじりながらYouTube見るだけで一生を終えかねない。

 

ただし、意志だけあってもしょうがありません。

 

 

・知恵

⇒意志を達成するために必要なスキルのことですね。

ネットビジネスでいえば、
「勉強だ!」
「戦略、マーケティング、ライティング、仕組みが必要だ!」
っていう部分です。

 

稼ぐぞ!と思っても、
ちゃんとビジネスを勉強しないと稼げない。

非モテを救うぞ!と思っても、
ちゃんとモテるための知識を勉強しないとできない。

 

意志を達成するためには、知恵が必要なんです。

 

 

最後に

・情愛

⇒これは、
「知恵を使って稼いで、自分だけ良い思いをしてないか?」
「ちゃんと人に思いやりがあるのかい?」
ってことです。

 

先ほどの山縣さんのように、
いくら日本のために注力したとしても、情愛を欠けば幸せとは言えないでしょう。

 

歴史を見ても、織田信長や豊臣秀吉はものすごい才能をもっていましたが、天下泰平の世を作ったのは徳川家康です。

 

いくら才能があったり優秀でも、人間の機微に目をむけられないと、それはそれでうまくいきませんよと。

意志や知恵が足りないのもダメだ

忘れちゃいけないのが、
情愛だけが特別大事というわけじゃなく、

「意志」「知恵」も必要です。

 

意志がなければ、
ただただ誰かに流されるだけの人間になってします。

 

 

また、知恵がなければ、
善行のつもりで悪行をしてしまいかねない

 

これ、めっちゃ納得なんですよね。

 

たとえば、
花を育てる時によかれと思って水をあげすぎても、
花は腐って枯れてしまいます。

 

ビジネスでも、
知識がちゃんとなければ
人の悩みを解決することはできない。

 

それどころか、
最悪のケースだと
人を悪い方向に導いてしまいます。

 

僕はエセ科学が大嫌いです。

 

エセ科学を信じて、
この水を飲むと聖なるオーラで癌が治癒するという水を
熱心に勧めるスピリチュアルババアとか、
害悪だと思ってます。

 

これが、「知恵」を欠くということですね。
スピリチュアルババアになってはいけない。

 

ネットビジネスでも同じです。

 

マーケティングを駆使すれば、
どんな粗悪なものも売れてしまいます。

 

表で「お客様に価値提供!」と言ってても、
情愛を欠いてペラペラで価値がないコンテンツを販売してたり、
稼いだお金を周りに還元しなかったらどうでしょう?

 

内心「微妙だな」と思いつつも
金目当てで「素晴らしい教材ですね!」と
ゴマをする人ばかり周りに集まってくる。

 

そんな裸の王様みたいになったら寂しいし、
クソださい。

 

折角、個人で情報発信をすると
ありのままの自分にファンができるチャンスなのに、
もったいないなぁと思います。

(まだまだそこまで稼げてない僕がいうのもなんですが)

 

 

また、
「知恵」がなくて、
全然よくないやり方でやっちゃう。

 

よくあるパターンです。

 

たとえば、
むかしの僕みたいに
ブログだけで稼ごうとしてたらダメ。

 

 

プラットフォームだけに
集客を依存するし、
薄利多売ビジネスでしんどい。

 

・ちゃんと顧客リストを取り
・高単価リピーターを増やすためのファンを作って、
・120%満足してもらうようなコンテンツを届ける

 

そのために、
ちゃんとビジネス・マーケティングを学ばないといけない。

 

炎上系YouTuberのシバターさんや毒舌芸人の有吉さんは、常識人だと思う

僕が「常識人」と聞いて思い出したのが、
炎上系YouTuberのシバターさんです。

 

シバターさんは実は「常識人」だと思ってます。

 

一見すると人を貶めるような動画をYouTubeに上げてますが、
実は馬鹿にしているようで相手をおいしくしている

 

たとえば、最近朝倉未来さんという格闘家が負けた時、真っ先にシバターさんが「朝倉未来、敗北おめでとう~~」という動画を上げてました。

 

ただ、その動画は実質、朝倉さんへのエールみたいになってるという。

見た人が、シバターさんも朝倉さんもどっちも応援したくなる落としどころになってるんですよね。

 

 

「YouTubeで稼ぐ」という意志。

「炎上ブランディング」という知恵。

「相手も上げる」という情愛。

 

 

あと、
シバターさんは複数企業から案件を頼まれた時に

「値段の高い低いじゃなくて、先に約束した仕事を優先する」

と言ってます。

 

一見するとイヤな奴にみえても、
「通す筋は通す」という絶妙なバランス感覚がある「常識人」だから、
息が長くYouTubeで稼ぎ続けているんだと思います。

 

 

同じように、毒舌で有名なお笑い芸人の有吉弘行さん。

 

有吉さんも、毒舌を言われた人からも共演者からも好かれています。

 

 

これも、

・人を笑わすという「意志」

・みんながなんとなく思ってることをズバッと言う「知恵」

・それでいて思いやりがある「情愛」

 

この3つがそろってるからです。

 

有吉さんとご結婚された夏目アナウンサーが、
どこに惹かれたのか聞かれて

「私も仕事で出会いましたので、誠実に仕事に向き合ったり、仲間を大事にする、そんなところに惹かれたのかなと思います」

と答えていることからもうかがえます。

まとめ:常識人で幸せにファンを作る情報発信

ネットビジネスをしていると、
お金を稼いでるから偉いんだとか、
マーケティングが上手いからすごいとか、
ついついそればかりに捉われてしまいます。

 

もちろん、
お金を稼げるのは凄い。

偉い。

間違いない。

 

ブログをやったりメルマガを書いてると
バンバン売れるマーケティングスキルが身につく。

 

ファンができれば、
なんでも売れるようになっていく。

 

そこで尊大になり、
人を大事にしなくなる人も出てきちゃうんだと思います。

 

たとえば、お客さんがちゃんと学べてないマーケティング教材を
「これであなたも稼げます!」
と言って売り続ける、マーケター。

 

マーケターとしては才能があっても、
教える部分の才能があるとは限らない。
でもそれに見て見ぬふりをする。

 

これは情愛に欠けるでしょ。

 

 

そういうやり方よりも、
ちゃんとお客さんが悩んでたら
手が行き届くようにしたい。

 

そうすれば、
自分が死ぬときも気持ち良く
ビジネスがうまく回っていくんじゃないかと思いました。

 

 

折角マーケティングを学び、
等身大の自分と
価値観のあう仲間にみつけてもらえる
情報発信ビジネス。

 

 

道徳を欠くのは
どう考えても勿体なさすぎるので
「意志」「知恵」「情愛」
3つそろった常識人を目指します!


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